住宅の断熱化と居住者の健康

2018年7月1日

今年の梅雨明けは平年より3週間ほど早かったようですね。
連日の猛暑には、まいってしまいます。
海に山に出かける予定の方が多いと思いますが事故には十分注意したいものです。
私も今年の夏山はどこに登るか、まだ決めてはいませんが
近い所で、山梨の金峰山あたりを考えています。

ところで「スマートウェルネス住宅」とは、
「人々の健康(ウェルネス)に配慮した住宅」を意味するウェルネス住宅に
省エネへの配慮(スマート)を加えた住宅のことです。

省エネへの配慮については、「HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」
などの導入により、電力やガスの使用量がモニター画面で「見える化」され、
住まいの省エネ貢献度や経済性の把握が容易になりました。

「スマートウェルネス住宅」においても、居住者が理解しやすいよう
住まいと健康の関連性を数値などで「見える化」することが重要だと考えられています。

一般社団法人 日本サステナブル建築協会によって行われたのが
住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査の結果
「得られつつある知見」として、報告されたのが以下の6点です。

①起床時の室温の低下による血圧上昇への影響は高齢者ほど大きい
②室温の低い家に住む人ほど、起床時の血圧が高血圧となる確率が高い
③室温の低い家に住む人ほど、動脈硬化指数と心電図異常所見が有意に多い
④断熱改修後に起床時の血圧が有意に低下
⑤就寝前の室温が低いほど、夜間頻尿リスクが有意に高い
⑥断熱改修後に夜間頻尿回数が有意に減少した

有効サンプルを分析して得られた推計モデルによると、
平均的な男性の場合、冬季における起床時の居間室温が20℃から10℃に下がると
血圧が高くなりやすく、高齢になるにつれて上昇巾が大きい事が分かったという事です。

難しい話はさておき、
理解しておきたいのが
「住まいの断熱性の改善によって、居住者の健康が向上する」ことが、
科学的根拠から明らかになりつつあるということです。

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