断熱工事で健康維持

2018年5月4日


今年のゴールデンウィークは天気に恵まれました
海外へ、地方へ、たくさんの方が出掛けた様子です
私は例年通り、野菜の苗を植えたり、家の回りの草取りをしたり、大山三峰山へ出かけたり・・・
そして、一つだけ違う事をしました
それは、「シネコヤ」で「人生フルーツ」という映画を観た事です
90歳の建築家と87歳の奥さまとの日々のドキュメンタリー映画でした
緑の中に囲まれた日々とコツコツ積み重ね生きている姿が
とても爽やかに表現されていて感動しました

さて、日本で健康寿命を延ばす対策といえば
食生活や運動習慣の改善が中心で住環境との関係は
これまで、それほど取り沙汰されてきませんでした

ところが、イギリスでは住環境が健康に及ぼすリスクをかなり早くかた認識し
高齢者に向けたキャンペーンを行っています
寒い家に住み続けることで脳卒中や肺炎、心筋梗塞のリスクが高まるということで
リビングの最低温度を21℃、夜中でも寝室が18℃以下に下がらないような対策が進んでいます

日本では国土交通省が断熱住宅の普及に関する指針となる(実証)を集めています
2014年の人口動態統計によれば、全国の年間死亡者数は127万人で
そのうち冬季に無くなる方が47万人にも上がっています
死亡原因は呼吸器疾患、脳血管疾患、心疾患が6割を占めています

冬にこんなに命を落としているのは先進国の中では日本ぐらいであり
住環境の改善が必要になります

地域別に見ると、栃木県がトップで25%。
以下、茨城県、山梨県、愛媛県、三重県と比較的温暖な県が続きます
これに対して北海道は10%に過ぎません
断熱住宅の普及率で見ると、北海道では85%に達していますが
全国平均は23.9%程度で、トップの栃木県では2割程度しか普及していません

この数値を見る限り、暖かい住まいと冬季死亡増加率との間に
相関関係があるのでは想像出来ます
見方を変えれば断熱住宅の普及が遅れている地域において
リフォームや建て替えのタイミングでの断熱化を進めていくことは
省エネ推進だけではなく国民の健康維持につながる可能性があるということだと思います

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