夏型結露

2015年6月5日

天気予報より早く雨が降り出してきて梅雨も間近い感じがします。
そこで夏型結露について書きます。

夏型結露は、外壁合板などに収着されている水分が、日射によって加熱されて
放出することが主な原因です。
合板などから水分蒸発が生じると、接する断熱材の外気側の水蒸気圧が高くなり、
室内側へ移動します。室内で冷房するなどして断熱材の室内側表面が露点になっていると
その部分で結露が発生するというしくみです。
一般に夏型結露は、外部から水分供給されなければ、もともと含んでいる水分が内部で移動する
現象であり、昼に内部結露を生じても温度低下する夜間にはまた元の乾燥状態に戻ります。
ただし、初期含水率の高い材料などを使用したり、雨水などの侵入で含水率が高い状態を
つくり出すと、まれに湿宮になる場合があるので注意が必要です。

夏型結露を防止するポイントとしては、内壁側に防湿気密層を確保すること、外壁側には
合板の上に透湿防水シートを施工し、通気層を確保することなどが挙げられます。

湿気の国

2015年6月1日

今日から6月です。
これから夏にかけて心地よさを阻害する湿気は、夏季に限らず年間を通して対策に取組んで
いかなければならない課題です。
湿気の国とも言われる日本では、湿気の問題は住宅づくりにおいて重大な対策事項です。

生活に関わる湿気として、まず想像されるのは梅雨です。
しかし、湿気を生むのは雨だけではありません。
外気からくる湿気に加え、空気の温度差がもたらす結露があります。
人体・調理・暖房・入浴などによって発生する「生活湿度」もあります。
これらの湿気が家の中にこもれば、構造体の腐朽やダニやカビの発生原因にもなってしまいます。
家づくりには 「外から入ってくる湿気」 と 「内側で発生する湿気」 の両方に対策を取ることが
大事なことです。
時期的にはこれからが一番かなと思っています。

断熱材のちから

2015年5月30日


今日は早朝から世田谷まで引っ越しの手伝いに行ってきました
一人暮らしをしている娘が家に戻ることになったからです
天気が良く引っ越し日和でしたが、道路状況が行きも帰りも大渋滞で散々でした

昼前に自宅に戻って荷物を下ろした後、昼食。
その後一休みしてから屋内が涼しいのに驚きました
年間を通して昼間はあまり家にいないので気付かなかったのですが
昨年、壁・天井・床の断熱工事をした効果が夏を迎えて良く分かりました
あとは、窓に省エネ施工をすれば完璧です。

夏に「涼しくなったね」 冬に「暖かいね」という家族の言葉を聞くのは嬉しいものです
エアコンをきかせる為に窓を閉め切って暮らすよりも
窓を開け閉めして自然の風を感じられる生活のほうが快適ではないかと思います
日射を遮る庇と風通しの良い窓そして卓越風
パッシブデザインのもたらす心地よさは最高です

今日は娘がお礼にと世田谷の老舗の魚屋さんからトロを買ってきてくれました
涼しい風に吹かれて飲んだビールはいつもより美味しく感じられました

いつかに備える

2015年5月29日

一日中曇っていて気温は上がらず、あれこれやっているうちに何となく一日が終わる気がしていた
頃に、鹿児島県屋久島町の口永良部島・新岳で爆発的噴火が発生したニュースが入りました。
日本は本当に災害の多い国だとつくづく思います。

現在、新築住宅について考えますと、耐震性・耐火性などは、なかなか費用をかけた部分が
お客様から実感して頂けないという難しい課題があります。

ステキなキッチンとかの設備機器関係や省エネ性に優れている方が、お客様からすると
すぐに実感できるものばかりです。
特に耐震性に対しては、全くと言っていいほど日常的には実感できていません。
いつくるかわからない大地震のときだけ実感できる訳ですから・・・・・

考えてみますと、昭和56年以前に建てられた旧耐震住宅は、基礎や土台・柱など抜本的に
修繕または取り替える必要があるものが大半で、概算で700万円~1000万円もの改修費が
かかると思います。
外観や内装・快適性など明らかにリフォームで変わったというものが見えないにも関わらず
「いつくるかわからない大地震のために費用をかける」という気が多くの方には
起きてこないのではと思います。

昭和56年以降の住宅はリフォームをそれ以外の住宅は建て替えをおすすめします。
耐震等級3の建物は、施工中と大地震のときのみ実感できると思います。

カタチから考える

2015年5月28日


昨日より風があり幾分か過ごしやすい1日でした

住宅の形態は敷地形状や間取り
そしてお住まいになるお客さまの嗜好などにより大きく変わります

「冬の日当たり」「冬に出ていく熱」「夏に入ってくる熱」の関係をみると
まず冬の日当たりは窓を大きくしたい南面の面積で決まります
例えば正方形の平屋よりも横長の平屋や2階建てのほうが
南面の面積が広いので日当たりが良いことが分かります

次に冬と夏の熱の出入りは
冬は外の方が寒い為家の中の暖かい空気が外に向かって出ていきます
屋根も壁も同じように熱は出ていきます
夏は日射があたって家の中に暑さが入ってきます
その量は屋根が最も多く、壁は方位によって変わってきます

こんなふうにして住まいのカタチをみてみると
冬に最も熱が出ていきにくいのは2階建ての総2階の建物です
反対に最も熱が出ていきやすいのは横長の平屋ということになり
一方夏は日射の影響が大きい屋根面の少ない2階建てが有利になります

風を味方に・・・

2015年5月27日


朝から快晴で気温は早々に30℃を超す真夏日になりました
まだ5月なのに真夏日のオンパレードにならないで欲しいですね

さて太陽や風の自然エネルギーを上手に享受できる敷地が
理想的な省エネ敷地と言えます
冬は太陽の光や熱を取りこんで明るく暖かく過ごしたいものです
日の出から日没まで日照を遮る建物や山がなければ
太陽のエネルギーを目一杯に享受できます

反対に夏は出来るだけ太陽の影響を受けずに涼しく暮らしたいものです
夏の太陽は北東から北西まで廻りこんで動く為敷地の北東や北西の方向に
建物や山などがあると真横から射し込む厄介な朝夕の日射を遮ってくれます

また川や池または林を抜けてきた涼しい風が吹く場所なら
夜間は冷房がなくても涼しく過ごすことが出来ると思います
もちろん住宅の作り方次第ですが・・・
さらに夏の夜、南側から気温の低い卓越風が吹けば申し分ないと思いますが
冬に太陽の光や熱を取り入れる為にある南側の窓が夏には涼しい夜風の入口になるからです

グリーン化事業のこと

2015年5月25日

今日は新横浜までグリーン化事業の説明会に出掛けました。

まず、先週の金曜日は東神奈川で「かながわ200年の家をつくる会」の説明会に出席し
27年度の共通ルールとして、

主要構造材に神奈川県産材の桧・杉材を40%以上使用し、内外装に50㎡以上の神奈川県産材を使用する
土台はかながわブランド県産木材の桧材とし、寸法は原則120×120角とする
現場の公開
夏対策として自然風の利用。パッシブデザイン・Low-Eペアガラスの採用
長期優良住宅の技術的審査を取る
依頼する機関は指定しない
省エネ技術講習受講者による設計施工監理とする
耐震等級は2以上とする
などで、ムク材が好きな方向けとなっています。

一方今日の「かながわ地域優良住宅をつくる会」の内容は、やはり昨年のブランド化事業と
同程度でしたが、長期優良住宅・認定低炭素住宅・ゼロエネルギー住宅においては
200年の家と同じく、省エネ計算(外皮一次エネルギー)が必要になりました。

長期のメリットとして
 ①税制上の優遇 ②将来的な資産価値 ③グリーン化事業の補助金100万円
デメリットとして
 ①申請書類が多い ②計算が大変 ③工事費用がかかる

低炭素のメリットとして
 ①税制上の優遇 ②省エネな住宅 ③グリーン化事業の補助金100万円
デメリットとして
 ①申請書類が多い ②計算が面倒 ③工事費用がかかる

ゼロエネルギーのメリットとして一般住宅に比べ
 ①省エネな住宅 ②自給自足な住宅 ③グリーン化事業の補助金165万円
デメリットとして
 ①計算が面倒 ②仕様を決めにくい ③工事費用がかなりかかる

などで、低炭素・ゼロエネルギーに関してかながわ地域優良住宅宅の方は、
ベースに長期認定無しでもOKで、かながわ200年の方はすべて長期の認定が必要で
ここで予算がかなり変わってくると思います。

それから地域材を一定量以上使用することにより20万円の補助金の上乗せに
省エネ住宅ポイントが新築の場合30万ポイントが付きます。

当社では長期優良住宅の場合今までデザイン住宅1棟を除き全て耐震等級3の認定を取得して
施工しています。メリットとして地震保険が半額になり、より安心安全です。

今後も力を入れて取り組みたいと思います。

窓の位置

2015年5月24日


私は日曜日の朝は事務所にいる事が多いです
今日は曇りがちで風もなく気温もさほど上がず静かな一日でした

風向きは地域や敷地により変わります
また、季節や時間によっても変化します
風通しの良い家を造る為にまずどの方向から風が吹いてきても
風が通るようにしておく事が基本だと思います
「この敷地は北から風が吹くことはない」なんてことは、まずありません。

また、風は真っすぐに進み壁にぶつかっても方向を変えて進みます
この性質を頭に入れながら
平面の間取り図を広げて異なる面にある2つの窓を線で結んでみると
その線上にある部屋には風が通ることになります
もしLDKや寝室、子ども部屋に一つの線(窓に対して)も通らないプランの場合は
部屋の配置や窓の位置を再検討する必要があると思います


地域型住宅グリーン化事業について

2015年5月23日

昨年、来なかったツバメがまた来ました!
事務所の1階の天井の梁に、一昨年まで使っていた巣を修理しはじめています。
懐かしを感じました。

今日は午後から神奈川県にある建設プラザに、今年度の地域型住宅グリーン化事業の
説明会に行き、説明を聞いてきました。
昨年度までの地域ブランド化事業と変りはなかったのですが

①長寿命型(長期優良住宅・木造新築)                      補助金最大 120万円
②高度省エネ型(認定低炭素住宅・木造新築及)                 補助金最大 120万円
③高度省エネ型(ゼロエネルギー住宅・木造新築及び改修)          補助金最大 185万円 
④優良建築物型(認定低炭素建築物等一定の良質な建築物・木造新築) 補助金最大 1万円/㎡

のようになっています。

事業趣旨として
地域における木造住宅の生産体制を強化し、環境負荷の低減を図るため、
流通事業者、建築士、中小工務店等が連携して取り組む木造の長期優良住宅、ゼロ・エネルギー住宅及び認定低炭素住宅並びに認定低炭素建築物等の一定の良質な建築物(非住宅)の建設に対して補助するものです。

私も現在長期優良住宅の認定の設計をしている真最中です。
お客様のお役に立てる仕事をさせて頂いております。また、高度省エネ型・優良建築物型に対しても
一層力を入れて取り組ん行きたいと思っています。

耐震化目標

2015年5月22日


日中雨がパラっと降りましたが
朝夕はスッキリと晴れ気温も上がらず過ごしやすい一日でした

今日は戸建て住宅の地震対策を考えてみます
昨年9月の御嶽山の噴火
最近では近くの箱根の火山活動が報じられ
全国各地で火山活動が活発化しています

今我が国は地震の活動期に入ったと考えられ
大きな地震はいつ発生してもおかしくない状況にあるとの認識が
一般専門家を問わず広がっているようです

住宅にも耐震化を促す「改正耐震改修促進法」が
耐震化率9割の目標を掲げた期日が今年です
私から見るとなかなか達成できそうにない感じはしますが
施策の強化も予想され住宅などの耐震改修も本格化していくのではないかと思います
お客さまに安心・安全を届けるために
確かな技術と知識をもって取り組んでいきたいと思っております

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