換気の重要性

2015年8月23日


お盆休みも終わり、小中高生の夏休みも残り1週間程になりました
朝晩涼しくなり夏の終わり独特の寂しさを感じます

ところで、「換気」とは室内で発生する水蒸気、建材や臭いなどの汚染物質を排出し
人が暮らす居住スペースに新鮮な外気を供給することを言います

換気の範囲によって「全般換気」と「局所換気」に
換気方法によって「自然換気」と「機械換気」に分かれます

機械換気は給気と排気の両方にファンが付く場合を「第一種換気」
給気だけにファンが付くのを「第二種換気」
排気だけにファンが付くのを「第三種換気」として3種類の方法に分かれます

一方「漏気」とは
風や建物内外の温度差により躯体の隙間や窓の隙間などから
室内に流入、流出する空気のことを言います
これは良く隙間風と呼ばれるもので換気とは区別して考える必要があります
住宅の気密性能を上げることで「換気量」を減らすことはできませんが
「漏気量」は大幅に減らす事ができます
住宅の気密性能が低いと意図した換気経路が確保できず
室内の空気質は悪化する可能性があります

このことから省エネ性が高く居室温熱性能の質を向上させるためには
「換気」を適切に確保しながら、「漏気」を減らすことが大切です

わかりやすい表示方法を!

2015年8月21日

今日はお客様のご協力を頂き、午前中に2件ほどカメラマンと建物の室内・室外の
写真撮影に行ってきました。
出来上がりが来週中というので楽しみです。

さて、平成25年度の省エネ基準の改正に合わせて、住宅の省エネ性能を示す
第一次エネルギー消費量等級と躯体の断熱性能を示す断熱等性能等級に改定されています。
第一次エネルギー性能等級の最高レベルは認定低炭素住宅レベルの等級5であり
断熱等性能等級の最高レベルは、平成25年省エネルギー基準レベルの等級4となりましたが
非常にわかりにくい表示方法です。
一般の方はもちろん建築の仕事に携わっている人ですらわかりにくい表示方法です。

欧米では、住宅の省エネルギー性能を示すルールが定められており
合わせて専門家でなくてもわかりやすい表示システムが構築されています。

日本も早急にわかりやすい表示方法にして頂きたいと思います。

床下の空間はどっち?

2015年8月20日


昨日の雨で涼しさも感じた朝です
熱いのは高校野球の方でした
結果は東海大相模が10-6で仙台育英に打ち勝った試合で
仕事をしながらチラチラTVを見ちゃいましたが
「素晴らしい試合だった」という一言につきました

さて、床まわりの断熱には床下を「室内」と考える方法と
「屋外」と考える方法の二つがあります
前者が基礎に断熱材を施す「基礎断熱」で、後者は床に断熱材を施す「床断熱」です

基礎断熱は1990年代に北海道で研究が始まり
北海道から東北へと普及し、2012年度に住宅金融支援機構の
フラット35を利用した住宅での採用率は北海道が50%程、東北が23%弱で
首都圏は11%という数字で採用率は増加傾向にあります

床断熱は床下に外気が入ることで春から夏にかけて
床下が高湿になりやすく、基礎断熱は床下に外気をいれないので
その問題が生じにくい利点があります
その他にも、外気に接する部分が基礎の立ち上がりだけなので
熱損失が少なく気密施工が比較的容易な面がありますが
床下が室内となるので薬剤などによる防蟻工事をしにくい事や
床下換気口を設けないので材木等が放湿する水分が逃げにくいこと等があり
注意が必要です

サッシについて

2015年8月18日


お盆休みも終わり、朝夕幾分しのぎやすさを感じます
今日は窓について書きます

住宅にはなぜ窓が設置されるのでしょうか?
当たり前のことのようですが、いざ考えてみると明確な答えが出てきません

それでも窓は当たり前のように住宅に必要とされています
窓には様々な目的やそれを達成させる性能や機能があります
開閉形式が多種なのも「お客さまが、どのように窓を使うか」により選択できるようする為です

ちなみに、日本ほど窓の開閉形式のバリエーションに富んだ国はないそうです
海外にあって、日本に無い開閉式はないようです
他方、出荷量で見ると日本の窓の50%は「引き違い窓」になっています
引き違い窓は日本の文化になっていて、日本の「窓」は独自の文化で進化してきたように思います

開閉形式については他の国には見られない「引き違い窓」が主流です
紙貼り障子や襖の文化を継承している文化に思えます

ただ、引き違い窓は省エネ性能向上という意味ではかなり厄介な開閉形式です
室内外に段差になっていることから露出面積が大きく熱が逃げやすいと共に
漏気を少なくするために窓の躯体への固定した枠と動く障子の間に
気密材と呼ばれるパッキン材で双方を塞ぎ過ぎると摩擦で動きが悪くなります
当然ながら高い省エネ性を求めている国では、引き違い窓はほとんど使われていません

だからと言って日本においては引き違い窓を無しとすることは考えられなく
引き違いという文化を守りつつ、サッシメーカーさんは更に
断熱性能を向上させる製品開発を進めていくことと思います

涼を楽しむ暮らし

2015年8月17日

今日は朝から本降りの雨でした。
さっそく現場へ行き状況を確認します。
早朝に大工さんがシートがかかっていない部分を貼ってくれていたので
雨に吹き込まれなくて済みました。

今年の梅雨明けからの猛暑と日差しは例年以上に厳しさを感じました。

夏休みは庭木の手入れや除草に追われ、木々は思うさま枝葉を茂らせ、夏吹きの草花は
強い日差しの下でも鮮やかな色の花を咲かせています。
そして雑草の勢いも旺盛です。蚊を気にしながら除草に励むことになります。
作業の合間には日陰で休んで冷たい飲み物のを飲み、一息入れることにします。

地球温暖化の影響か日本の気象も亜熱帯地方と変わらない厳しさになり、日差しも
ひときわ強く感じます。

庭にはどうしても日陰がほしくなります。
庭に日陰をつくる方法はさまざまです。
例えば、ガーデンを憩うための空間で、テラスやデッキの上にパーゴラをかけ
フジ・ブドウ・ツルバラなど落葉性のツツ植物を絡めても良いですし、毎年変化をつけるように
ゴーヤやヘチマ・ヒョウタンなどの一年性のウル植物を使っても良いと思います。
そして雑木を植えたナチュラルなガーデンでは、テラスやデッキの中に落葉樹をを植えて
天然の日陰をつくるのも自然でいいですね。
多少日差しの和らぐ時間に庭に出て打ち水をし、日陰でヒグラシの声を聞きながら過ごすのも
涼を楽しむ暮らし方ではないかと思っています。

職人不足がやってくる?

2015年8月10日

梅雨明けからご無沙汰していた雨でしたが、昼前後に一気に降ってきて
あっという間にあがり、夕方には水たまりもなくなっていました。
この雨のおかげで少しは涼しさを感じました。

さて、現場で働いている職人さんも現在高齢化が進んでいます。
今後の住宅着工数も減りますが、それ以上に職人不足が深刻化するのではと思います。
新聞記事にも、土地や資金があっても完成までに数年待たされる時代がくるという趣旨の
記事をかつて読んだことがあります。
若い職人がいない現在、それはあり得ない話ではなくなったと感じています。
ある調査によれば、20歳未満の大工は全国で3000人だそうです。
彼らにこれからの住宅を託すと考えると、問題は深刻です。

国は若手の職人が建設現場に入職しやすくなるよう対策をとっています。
しかし、根本的な問題は入職希望者の不足にあります。
小中学校の教育システムを見直し知識偏重のみではなく、ものづくりの楽しさや
技能・技術を見つける事の大切さを伝えていくことが大切だと思います。

これからの住空間

2015年8月8日

一昨日、昨日で西穂高岳登山に行ってきました。
天候は快晴で、昨日の早朝から麓の山荘を出て登りはじめ
朝8時半頃、私と息子・娘2人の合計4人で登頂することができました。

さて、「団塊の世代」が70歳を迎える2020年頃には、4人に1人が65歳以上となり
支援や介護のための労働力や財源の確保が大きな問題として立ちはだかります。
解決のためには、平均寿命ではなく健康寿命を延ばし人の手を借りることなく
健康で長生きすることが重要です。

健康寿命を延ばすために重要なことの一つが、住宅の室内環境です。

日本の住宅は吉田兼好による
「家のつくりは夏をむねとすべし 冬はいかなるとことにも住まわる」
にならい、寒い冬は暖を取れば何とかしのげますが、夏は風が部屋を通り抜けるような
構造でなければならないとされてきました。
確かに日本特有の高温多湿の気候の下 「夏をむねとすべし」 は一部合理的な考えですが
文化が進歩した現代においては、四季を通じ快適な住空間が必要だと思います。


記念の一枚です
CIMG4225.JPG

断熱と健康

2015年8月5日


暑い暑いも挨拶がわりになってきました

昨日の続きですが
建物の断熱性能が健康状態。特に循環器系の疾患の発症に関係があることが
最近の調査で分かりつつあります

この断熱性能と健康の関連性について聞いたところ
「内容まで理解している」と回答した人は全体で約3割で
「聞いたことがある」まで含めると約8割の方が認知していたということです

世代別で見てみると50代では37.6%の人が「内容まで理解している」と回答し
最も認知度が高く、次いで40代が高かったそうです
健康に影響が出やすい60代では低く25.6%でした

断熱性能へのこだわりでは、60代は省エネルギー基準を超えるレベルを
求める人が多く、調査結果の認知が進めば、断熱、省エネルギー住宅の割合も
一段と高まるようになると思います

楽天リサーチ

2015年8月4日


相変わらず猛暑が続いていますが、昨日一昨日より湿度が低いせいか
幾分楽な感じはありました

2015年7月18日から21日にインターネットを使って調査した結果
(対象は2017年3月末迄に新築で注文住宅を検討している全国の既婚男女487人調査会社楽天リサーチ)
住宅に関わる項目ごとにどのくらい重視するかを聞いたところ
「かなり重視する」との回答が最も多かったのは
「使いやすさ、住み心地」(75.8%)だった
「基本性能」は2番目に重視するとした人が多く68.8%の人が「かなり重視する」と回答し
3番目の「内部のデザイン」(47.8%)
4番目の「外観のデザイン」(41.5%)と大きく水をあけての2番手でした
一般的に生活者に関心を持たれ、分かりやすいという理由で見学会のチラシなどでは
見た目の良さに重点を置かれることが多いが
基本性能についても分かりやすく伝えることでプラスの評価を受けられる
ということを示した結果になったようです

地域型グリーン化事業について

2015年8月3日

さすがに毎日の猛暑にはうんざりしていますが、気合いを入れて乗り切りたいと思います。

地域型住宅グリーン化事業が進んでいます。
今年も1棟あたりの補助金の額は、建築物の種別に応じて限度額が設定されており

・長期優良住宅および認定低炭素住宅では100万円まで
・ゼロエネルギー住宅では165万円まで
・低炭素建築物では1㎡あたり1万円まで

いずれも工事費の1割が対象となります。
さらに、土台・柱・梁・桁の材積の50%以上に地域材を使用する場合
20万円を上限にグループごとに割り当てられた補助金額が加算されます。
地域材とは、神奈川県の場合は主に丹沢・津久井の木材で、厚木の七沢の市川屋材木さんが
取り扱っており、認定制度のほか合法木材証明制度など適切な森林管理や伐採
一定の加工方法などを証明する制度で認証されていることが必要です。

また、グリーン化事業による補助は省エネポイントと併用することはできないので
注意が必要です。

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