新しい堤防

2015年9月11日

昨日の鬼怒川の堤防決壊から一夜明けた今日も茨城県常総市石下地区が
水で囲まれている様子をテレビで観ました。

決壊地点のすぐ内側では、爪で引っかいたように土がむき出しになり、川沿いの道路は
寸断され街並みがあったはずの場所は跡形もなく消えている様でした。
災害は本当に恐ろしさを感じさせられます。

決壊した堤防は早急に復旧されると思いますが、川の決壊を防ぐ堤防を造るにあたって
決壊のみを防ぐ目的ではなく、例えば堤防林や盛り土などを活用しながら「緑の堤防」とでも
言うべきものを造れば有事の際に堤防効果が発揮されることが期待できます。
また、平時においても景観が良く川沿いの公園緑地として、普段から市民に親しまれる空間を
人々に提供することもでき、平時活用・有事利用共にしていけると思います。

子ども室

2015年9月10日


台風も夕方には過ぎ去り平穏な毎日が戻って来ようとしています

さて、子どもは誰でも遊び好きです
好奇心や冒険心が子どもを成長させます
だから、子ども室イコール勉強部屋と考えてはいけない気がします

もちろん、勉強をして悪いわけがありませんが
それよりも兄弟姉妹で暮らし家族愛や協調性を養うことが大切なのではないでしょうか
立派な勉強部屋をつくって、良い大学に入ってもらおうと思っても
他人を顧みないような人間に育ったのでは意味がありません

日当たりも良く、鍵がかかる良心地の良い子ども室をつくってあげたいが為に
その部屋に閉じこもり家族とのコミュニケーションに関心を
持たない子どもになったという話も耳にします

私の考えは子ども室は狭くても良いと思います
兄弟姉妹で共有するスペースを作ってあげるのも、協調性を育む方法です

収納のある共有廊下が子どもたちの共有スペースであったり
収納棚等は成長に合わせて作っていけるようにしておくと良いかと思います
平面上は狭くても空間の高さは活用できます

例えば屋根裏の狭いスペースも子どもにとっては
楽しい空間になるはずだと思います

台風来襲の心得

2015年9月8日


台風の影響か一日中本降りの雨で明日が気がかりです

さて、台風の来襲はあつ程度予測ができます
万一に備えて十分な対策を取り、被害を最小限に抑えたいものです

◎台風が近づいたら
雨戸やシャッターなどを閉めます
アンテナなどを補強し、庭木のなかで折れそうな枝は切っておきます
植木鉢や子どものおもちゃなど、風で飛ばされるようなものは片付けておきます
屋外コンセントは雨水が入らないか点検します
台風情報に注意をしておきましょう

◎台風来襲時には
強風下で不用意にドアを開けないようにします
(ドアが飛ばされたり、風で室内がめちゃくちゃになります)
窓ガラスが割れたら・・・
合板かビリールを窓枠にガムテープで固定します
(放置すると、風の侵入で家屋全体に被害が及びます。
 タオルや雑巾を用意して雨漏りなどに備えます)
(雨漏りは、その時に場所と風向きを覚えておくと、あとで修理箇所を見付けやすくなります)

◎洪水注意報が出た場合
床上浸水に備えて、タタミ、寝具、衣類、家財道具などを2階に上げておきます
床下収納庫の中身も忘れずに出しておきます
例えば、浄化槽のモーターなど水をかぶりそうな配線は電源を切ります
浸水時は水道が使えなくなることもあるので、飲料水などを確保しておきます

今年は昨年のような大雨が何度も来ないことを祈ります

備えあれば憂いなし! 注意しましょう!

三渓園

2015年9月4日


20年振りくらいで横浜の三渓園(さんけいえん)に散策に行ってきました
最近はボランティアのガイドさんがいて
内苑の建物の説明から外苑の建物の説明を歩きながらしてくださいます

20年前に見た時の印象を思い出しながら見学しました
内苑では数寄屋風書院造りの別荘建築である臨春閣(りんしゅんかく)の華麗な姿が
素晴らしく、建物の回りの庭園とのバランスが何ともいえないくらいでした

外苑では旧矢箆原家(旧やのはら家)住宅が印象的で飛騨白川郷にあった
合掌造りの住宅を移築した建物です
式台玄関や書院造りの座敷など農家ながら立派な接客の空間を備え
お寺に用いられる火灯窓がつけられるなど飛騨の三長者の一人ともいわれた
矢箆原家の豪勢ぶりがうかがわれました

現存する合掌造りでは最大級の民家だそうです
屋内では飛騨地方で使われた民具を展示している他
囲炉裏では毎日薪がくべられていて、黒光りした太い柱や梁が見事に見え
煙の臭いが昔の生活を彷彿とさせてくれました

建築を勉強中の娘もかなり勉強になり楽しめた様子でした

sankeien-1.jpgsankeien-3.jpg

sankeien-2.jpgsankeien-4.jpg

キッチンの配置・・・つづき

2015年9月1日


一日中雨が降ったり止んだりで夕方一時土砂降りになりました
心配しましたが大事には至らなく一安心です
一年中で神奈川県の降雨量は9月が一番多いので注意が必要です

昨日に続きます
キッチンは主婦にとって大切な空間です
そのキッチンで効率良く調理できるかどうかは
冷蔵庫、調理台、そしてシンクとコンロの配列にかかっています
その他にキッチン内部のレイアウトも大切ですがキッチンからダイニングへの関係
また、ユーティリティーへの動線なども利便性に大きく関係してきます

例えば、L字型シンク、調理台、コントを配置し反対側に冷蔵庫と棚を
造り付けた場合、正方形に近いプランになるので中央に空間ができるため
そこには配膳スペースとして使える小テーブルや家事机を置いたりできます

ダイニングとユーティリティーが隣接していれば動線が単純化され
機能的で使いやすいキッチンになること間違いなしです

キッチンの配置

2015年8月31日


今日で8月も終わりで夏休み明けなのか小学生の通学姿がアチコチで見られました

さて、キッチンの動線と使いやすい高さに関して昨日少し書きましたが
もうひとつ、作業効率の点で重要なのが調理台や収納棚の寸法です

独立したキッチンにおけるプランは、冷蔵庫、シンク、コンロなどの配置により
大きく4通りに分類できます

1)全てを縦1列に配置した「1列型」
2)向かい合う2列に配置した「2列型」
3)2面の壁沿いに配置した「L型」
4)3面も壁沿いに配置した「コの字型」

住まい全体のプランニングや敷地条件も考慮すると
キッチンの位置と広さ。窓の位置などによって配列は限定されますが
使いやすさやお客さまの好みによって決定すると良いと思います

生活動線の大切さ

2015年8月29・30日


8月の現場見学会は例年ならば暑いのですが
今年は涼しく、見学会の2日間を過ごすことができました
また、お施主さまやご来場いただきましたお客さまには心から感謝しております
完成見学会の時は、より素晴らしい質感を感じられるように仕上げたいと思っております

さて、平面構成で家の中をぐるりと回遊できるプランは住みやすさを感じます
日常生活のなかで使える動線が複数あるので人同士が鉢合わせしにくいことに加え
様々なアプローチが生活に変化を生むからでしょう
この回遊するサークルが幾重にも描けるプランほど快適で生活が楽しめそうです

簡単に言えば、反対側の端に行く時、左右どちら回りでも到達できるなら
二通りの行動体験ができるということです
さらに意志を持たない光や風の場合、その季節によって動きが変化しますが
多彩な動線のおかげで明るさや通風が奥にまで届くと思います

また、同時に生活の気配も回遊するので
いつも家族に対する意識を感じることができ、気持ちを共有できると思います

キッチンは体型に合わせて

2015年8月27日


8月も残すところあとわずかです
そういえば、小学生の姿もまばらです
きっと夏休みの宿題に追われているのかもしれません

今日はキッチンの動線と使いやすい高さ寸法について書いてみます
キッチンでの作業の効率性を高めるためには調理台、シンク、コンロなどの
配置によって決まる動線が重要になります
調理の基本的な作業動線は、準備から調理、配膳へという流れになります
この流れに沿って効率よく動けるように機器を配置することが重要です

家全体のプランニングや利き手が右か左かにより
動線が逆になる場合もあります
また、ワークトップの寸法は一般的には85cm奥行きは65cmですが
大型化する傾向にありますが、体型に合わせた寸法で作るのが最高です
作業効率を判断する物差しの一つに作業のトライアングルがあります
冷蔵庫(ストック、準備)とシンク(準備、調理)そしてコンロ(調理)の関係です
この3つの位置と距離は作業効率に大きく影響してくるため
十分な配慮が必要になります

居住性の善し悪し

2015年8月25日


昨日の夕方から今朝にかけて肌寒いくらいでした
日中も湿度は上がらず涼しい風を受け心地よく過ごすことが出来ました

居住性の善し悪しを判断する材料の一つに家のなかを回遊できる動線が挙げられます
回遊性があることで生活にストレスを感じないばかりか
暮らしに愛着を持てるようになります

具体的には各部屋へのアプローチに複数の選択肢があること
動線の良さだけでなく、風が通りやすい空間構造であること
さらに、採光、通風においても風と光を回遊路によって奥の方へ
導きいれられることが重要になると思います

例えば複雑な機能性が求められない山荘等は単純明快なプランで
キッチン、階段、ピットをまとめたコア部分を中心に
ぐるりと回遊できる空間構成が可能になります
また、トップライトをもった吹抜けの階段室を中心にリビング、和室、ユーティリティー
キッチンを回遊出来るプランにすることも可能になります

それと、吹抜け空間を回遊できるため
場所によってそれぞれ違った視界になるのが楽しくなること間違いないと思います

住環境と有病割合

2015年8月24日

朝から涼しい風が吹き、秋が近づいているのを感じます。

さて、健康と住宅の関係性に着目した動きが本格化しています。
国土交通省は昨年度から建物の断熱性と居住者の健康状態の関係性を検証する
「スマートウェルネス住宅モデル事業」を開始しています。
断熱性の高い住宅に住むと健康にプラス効果があることがわかってきたそうです。

法政大学デザイン工学部建築学科の川久保先生が行った調査によると
生活者ができる簡易なチェックリスト「CASBEE健康チェックリスト」で
性能が高いと判定される住宅に住んでいる人と、性能が低い住宅に住んでいる人では
健康状態に違いが出て、性能の低い住宅に住んでいる人の方が有病割合が高いそうです。
疾患の種類により有病割合の差はあるものの、住環境の状態が向上するほど
疾病別の有病割合が低下し、健康な割合が増加する傾向がみられたそうです。
上位グループは、下位グループに比べ1.4割程健康でいられる確率が向上するということです。

ページの先頭へ

お問合せ・資料請求