窓を有効活用

2015年9月30日


今日の秋晴れは、とても気持ち良く過ごせました
現場作業をしている職人さんたちも気持ちよさそうに作業を続けています
現場でも吹抜けのある場所は明るい日差しがしっかり入ってきています

さて、一般に省エネルギー化を図るには外壁に面する部分(外皮)のなかで
最も熱損失の大きい窓の面積を小さくすることが有効と思うことがあります

窓は瑕疵化に熱損失の多い部位でもありますが、一方では
採光面で窓からは日射寝るを取得することもでき
窓の断熱性能と日射遮蔽性能をバランス良く高めることで住宅外皮のなかで
唯一熱収支がプラスになる部位でもあるということです

東京に立地した住宅において南面開口部面積を大きくした場合の暖冷房負荷を調べてみると
熱貫流率を1.90[W/(k・㎡)]とし日射取得率ηgを0.5以下とした場合には
窓面積を大きくしても暖冷房負荷はほとんど変わらず
さらに、断熱遮熱性能を高めた場合にはパッシブソーラー(注)効果により
窓面積を大きくした方が省エネルギーにつながることが分かっています

注)パッシブソーラー=自然の省エネ手法

緑のカーテン

2015年9月28日

中秋の名月とは今日の月のことのようです。
東の夜空に浮かぶ大きく真ん丸のお月さんを久しぶりに見て
何か良いことがありそうな気がした一日です。

さて、緑のカーテンとは建物の壁面や窓枠の外側にツル性の植物ネットを這わせて
日射遮蔽を図り、室内の熱環境の改善をする手法です。
建設途中の工事ではなく、入居後に住まい手自信によって手軽にできることもあり
広く普及しています。

日本の夏の風物詩であるスダレと同じように、日射を遮るとともに
打ち水に似た原理で、植物の遮蔽作用の際に発生する気化熱により
建物と緑のカーテンの間の温度を押さえられ、室内の温度環境にも効果があります。

緑のカーテンは主に西日遮蔽を目的として西面の外壁に設置するものと
窓からの日射を遮蔽するために窓面に設置するものがあります。
窓面のカーテンはベランダにプランターを置くなど共同住宅でも手軽にでき
ベランダからの反射日射やベランダの表面温度上昇による再放射対策にも有効です。

職人さんたちに感謝

2015年9月25日

朝からの雨で気温も上がらず、動かずにいると肌寒いくらいでした。
なんだか今年はお盆を過ぎてからの残暑は無くて、いきなり涼しい秋になった感じです。

私も毎日のように現場へ足を運びます。
家が出来上がるのをお客様・初期人さん共々楽しみにしています。

今日のような雨の日は外壁工事の職人さんたちはお休みです。
家の中の造作工事をしてる大工さんと細々とした打合せをした後、休憩に世間話を楽しみました。
職人さんたちの中にはキノコ採りの名人がいて、今の時期は毎週富士山の山奥まで行く
話を聞きました。他にも様々な趣味の人がいて話題は尽きません。

しかし、仕事に入ると一生懸命な姿勢にこちらも身が引き締まります。
このような職人さんたちがいてくれるおかげで家が完成されます。
一軒の家が完成すると、また次の家づくりのために心を一つにします。

これからも皆さん宜しくお願いします。

寝室空間に書斎

2015年9月25日


今日は曇り空だったせいか夕方暗くなるのが早く感じられました

さて、寝室は人生の3分の1の時間を過ごす大事な空間です
ベッドルームは寝る以外に衣服を着替える場所であり、女性にとっては化粧をして
身だしなみを整える場所でもあります
それに付随してクローゼットや寝具などの収納スペースも必要になります

例えば1階がリビングなどのパブリックスペース
2階が寝室などのプライベートスペースという一般的な住宅のプランを考えてみますと
少しゆとりのある場合、ベッドルーム入口部に書斎を設けたりした場合
夫婦の間柄であってもお互いのプライバシーは守られると思います

又、面積的な制約から書斎をベッドルームの一角に設けることが多いですが
入口部分に前室的な書斎を設ければドアでベッドルームと間仕切れます
落ち着いた書斎になり、ベッドルームにも見晴らしの良い窓が大きく取れるし
屋根の形を工夫してほど良い通風と採光が確保されると思います

キッチン防災心得

2015年9月23日


お彼岸の中間の今日、天気も良くお墓参りに行かれた方も多かったことと思います
私もそのうちの行く一人です
彼岸花も満開で咲き誇っていました

さて、このまえのキッチン防災の続きを書きたいと思います
キッチン防災の中でも最も大切なことは、家具や家電をしっかり固定することです
ここで意識したいのが固定によって命が守られると過信するのではなく
「逃げる時間を稼ぐために固定をする」という意識です
冷蔵庫や食器棚などの大きく想い物は、壁への固定が必須です

しかし石膏ボードのような仕切り壁にビス止めはしないことです
強い力をかけるとビスごと壁が外れてしまう可能性があり危険です
壁面の強度が確認できない場合や強度が保てない場合には
厚いベニヤ板等を一面にしっかり壁に貼り、ビスと金具で固定したら良いと思います

食器棚に関しては
上下でパーツが分かれている食器棚の場合
揺れによって外れてしまうので忘れずに固定しておきます
食器棚自体を固定することで中の食器が飛び出しやすくなりますので
扉のストッパーや滑り止めシートなどの対策が大切です

それから、面で粘って壁と家具家電を固定する「ジェルタイプ」が
便利ですので活用してみてはいかがでしょうか?

キッチンを楽しい空間に

2015年9月21日

9月の5連休ですが、私は秋野菜の植付け・種蒔きと家の回りの草取りを早めに終わらせ
今日は事務所の修理などを職人さんと一緒にやりました。

23日のお彼岸はお墓参りに行く予定です。

ところで、キッチンは息苦しい空間になりやすいところです。
さまざまな調理器具や食器などの収納に囲まれているうえ、作業効率を重視し
それを追及していくと、どうしても閉鎖的な雰囲気になってしまいます。

少し前まではキッチンの窓といえば、吊戸棚の下の小さな格子がはめられた窓が定番でした。
これは、女性の仕事場である台所が薄暗い場所に追いやられた時代の名残に思えます。

収納スペースを削り、シンクの前を大きく開け視界を広げることができれば、調理や
厄介な洗い物も楽しくなるのではないかと思います。
キッチンやダイニングを重視する近頃の家庭では、窓を東南に設ける場合も少なくありません。
朝日を浴びながらの調理や朝食は、すがすがしい気持ちで1日のスタートを迎えさせてくれます。

昨今、住まいのなかのダイニングキッチンは調理や食事という行為を超えた主婦の住居空間として
重要な重要な場所と位置づけられるようになりました。

食事は人間が生きて行くために欠かせないですし、心地良い環境であればおいしい料理も
作れるというものです。

キッチンにいて地震がきたら・・・

2015年9月18日

早朝から津波警報が発令され心配していましたが、夕方には解除されていました。
地震や台風の被害のニュースが多く防災の意識が高まります。

さて、専業主婦が家事に費やす時間は平均6時間と言われています。
その中でも大部分を過ごすのがキッチンです。
つまり、地震の際キッチンにいる可能性が高いのです。
そこで今日はキッチンの防災ポイントを紹介したいと思います。

キッチン防災の基本として、地震が発生した時キッチンは家の中で
「最も危険な場所」という意識を持ちましょう。
少ない動きで効率的な作業ができるように設計されたキッチンは、
他の部屋に比べて狭い場所です。
その限られた空間に様々な危険が集まっています。

①食器棚や冷蔵庫が転倒するかも・・・
②刃物や割れ物が飛んでくるかも・・・
③炊飯器や電子レンジが落ちてくるかも・・・
④コンロの火が燃え広がるかも・・・

これほど危険なもので囲まれている空間は他にありません。

地震が起きた際には、家の中で一番危険な場所にいるという意識が大切です。

地震時の対応として、キッチンは狭く身を隠す空間がありません。
ゆれはじめたら、とにもかくにもキッチンから離れるという行動が重要です。

例えば、ガタガタしても食器棚を押さえない!
「火を止める」よりも自分の身の安全を!

住まいの空間

2015年9月17日


朝からの雨降りでしたが夕方には上がりひと安心です

ところで、住むための空間は大きく3つに分けられるかと思います
外部空間と内部空間そしてそのどちらでもない中間領域といわれる半外部空間です

しかしどの程度が「半」であるかというレベルに段階は定められないので
空間の種類は3つではなく無数無限だとも言えます

いずれにせよ私たちの生活のほとんどは室内で営まれています
庭のような外部空間はそれがなければ暮らせないというものではありませんが
生活を多様化してくれることは確かです
草花や樹木から自然の摂理を学ぶことも、花を咲かせそれを楽しむ情感を味わうことも
人間が人間らしく成長していくためには必要な経験です

また、動物を飼えば生命の大切さを知ることが出来ますし
その小さな生命に心和まされることもあるかと思います
日々同じような生活が続けば時にマンネリや退屈さにつながります
また、日常生活に変化を与えてくれるのも外部空間や中間領域なのではと思います

伝統的な土塗壁

2015年9月16日


道行く人の服装をみると、秋の深まりを感じます

さて、先日の続きですが・・・
土壁造りの外側に断熱材を施工し、南面の窓の高断熱化を図り
通風に配慮した窓計画をし、夏と冬の日射バランスを考えた庇のデザインを考えれば
土塗壁という大きな熱容量は全館連続暖房の場合
または、夜間の室温の確保に貢献し更には室温上昇を抑える効果があります

これらは、窓面積が小さく、庇がなく、大きな熱容量を持たない現代の木造住宅では
簡単に実現することは出来ませんが
優れた室内環境と省エネルギー性を有する住宅にもなります

伝統にも進化は必要ですし、その進化は新たな住まいをつくる可能性も秘めていると思います
それが伝統的木造住宅の魅力でもあります

時代に合った住まいづくり

2015年9月14日

阿蘇山噴火の知らせが10時頃入ってきました。
人的被害は今のところなさそうですが、大事故にならなければと思います。

さて、地域の気候特性や地域の素材を活かし培われてきたわが国の伝統的な木造住宅は
さまざまな様式や技術が用いられており、現代の住宅が今一度学ぶ点がたくさんあります。

しかし、冷房に比べて暖房エネルギーが支配的になり
また、室内の温度環境の質が求められる現代の暮らしの中では
夏を旨とする伝統的木造住宅にはさまざまな改善すべき点があります。

例えば、「土塗壁」を用いた真壁造りの外壁は
一般的な繊維系断熱材の数分の一程度の断熱性しかありません

深い庇は夏の遮蔽効果は優れていても冬の日射取得までも遮り
冬季日射取得による暖房エネルギーの削減効果はかなり乏しくなります。

昔、冠婚葬祭に使用された和室の二間続きの部屋も
普段はほとんど使用しない空間になってきました。

「広さが豊かさ」と言われた住まいづくりも、少子高齢化時代の到来と共に
今一度必要性を冷静に判断する必要があると思います。

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