省エネ基準

2015年10月17日


日曜日は車が少なく静かです
時々車のドアを閉める音が気になるくらいで気分が安らかになりホットするひと時です

今日は省エネについて書きます
省エネするほど省光熱費になり、住み手にとっては具体的なメリットになります
もちろん、どのレベルで断熱性能を、どの範囲まで行うかによっても省エネ、省光熱費メリットは変わってきます

予算と省エネ、省光熱費のバランスのとり方が断熱改修のポイントのひとつになると思います
Q値(注1)や一次エネルギー消費量の表示をしてみるのも一案かと思います

国土交通省の「低炭素社会に向かう住まいと住まい方推進会議」の資料では
無断熱住宅を次世代省エネ基準レベルまで断熱改修するとエネルギー消費量を約6割削減できるとしています
光熱費についても無断熱住宅の年間暖冷房費が13万3000円だったのに対し
次世代省エネ基準にすると5万2000円になり、年間8万1000円の削減となります
10年だと81万円20年だと162万円になります
ただし、同じデータで平成25年基準の年間光熱費は年間7万5000円とされており
次世代省エネ基準(平成11年基準)との差は年間2万3000円です
予算とのバランスの取り方が問題になると思います

(注1)Q値・・・熱損失係数

ヒートショック予防

2015年 10月16日

久しぶりの雨降りだった気がします。
少し肌寒いのですが、畑の白菜・キャベツ・ブロッコリー・カブは特に生気が感じられ
みずみずしさが伝わってきます。

今日はヒートショックについて書いてみます。
断熱改修によって温熱環境を改善することで、健康長寿に貢献できます。
その筆頭がヒートショックの予防です。
ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動する等によって起こる
健康被害です。
特に冬場、暖かい居間から洗面所や浴室に移動したとき、暖かい布団の中から寒い寝室
トイレ等に出た時に発生します。
高齢者に多く、血圧の上昇によって心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性があります。
東京都健康長寿医療センター研究所では、2011年の1年間で、約1万7千人の人が
ヒートショック関連で入浴中に急死をしたと推計しています。
その数は同年の死亡交通事故による死亡者4611人を大きく上回っています。
寝たきりになるケースも多いのですが、その場合家族の負担は重くなります。
増え続ける医療費負担の国の財政を圧迫しているということです。
また、長期にわたって低温にさらされた人体が徐々に抵抗力を失い病気になりやすくなることも
広義のヒートショックで、こちらも今後課題になりそうです。

断熱改修で温度差と低温を解消することは、ヒートショック予防に有効で居間・寝室・洗面脱衣所
浴室・トイレの断熱性能の向上と暖房が基本となります。

体感温度

2015年10月15日


少しづつですが気温が下がっているのが日々わかります
そこで体感温度について書きます

体感温度とは実際に感じる暑さ寒さのことです
感じ方は風や太陽、湿度などによって変わりますが
同じ気温でも風が吹いていれば、夏は涼しく感じたり、冬は寒く感じます
その感覚を加味したのが体感温度で、それによって感じる快適さも変わります

室内でも風や太陽、湿度、温度によって体感温度も変わります
なかでも体感温度を左右する大きな要素が床、壁、天井の表面温度です
冬場の室温は高くても表面温度が低いままだと体感温度は低くなり快適になりません
表面温度を高めるには、床壁天井の断熱性能を高める断熱改修が有効です

体感温度は(表面温度+室温)÷2で求められます
断熱性能が低く表面温度が10℃で室温が20℃の場合、体感温度は15℃です
断熱性能が高く表面温度が18℃の場合の体感温度は19℃です

これを考えると表面温度が快適性を左右することが良く解りますね

窓のガラス選びの重要です

2015年10月13日


ここのところ、気持ちの良い秋晴れが続いて現場作業時に外仕事は助かります
新築では土木工事、足場工事、屋根工事、木工事
リフォームでは塗装工事、外壁工事、屋根工事等ですが
天気ももう少し続いてもらいたいと思います

さて、地域によって住宅のエネルギー使用量の内訳や総量は異なりますが
約1/4が暖冷房によるものです
そのうち暖房用が大きな割合を占めていると言われています

住宅の中で窓は熱的弱点であり窓を小さくすることを考える設計者もいます
しかし窓は視覚的な開放感を与え、採光、眺望のメリットがあり大切にしたいところです
こんなことから窓は小さくすべきではなく
開口として十分に確保したうえで省エネ、健康といった面からも高断熱にした方が良いと思います

暖房と冷房と両方の熱負荷を低減するためにLow-E複層ガラスが最適です
Low-E複層ガラスとは断熱と日射の取得と遮蔽を兼ね備えたガラスです
その中にも日射熱の取得型と遮蔽型に二つのバリエーションがあります

使用される地域、気候変動、方位、住宅の用途や使い方
また、住まわれる方の断熱日射取得に関する考えなどさまざまな要件を考慮し
快適なガラスを選択することが重要なことだと思います

暖房はどちらがいい?

2015年10月9日

今朝の室外の温度計を見ると、朝6時で12℃でした。
日中は汗ばむくらいですが、朝夕は確実に冷えてきているのを感じます。

そこで今日は暖房方式ついて書いてみます。
最近の住宅で多く用いられてのが、エアコン等による空気循環式暖房方法と
パネルヒーターや床暖房等による放射型暖房方式です。

放射型暖房設備としては温暖地では床暖房が、北海道などの寒冷地ではパネルヒーターが
一般的に使われています。
暖房機器に求められる設備容量は、同じ断熱水準の住宅でも連続暖房・間欠暖房かにより
異なります。
間欠暖房では、朝方の暖房立ち上げ時などに大きな熱量を必要とするため、連続暖房より
大きな設備容量が必要になります。
空気を強制循環させない放射暖房は、周辺空気を放射器の温度差で設備容量が決まり
また人の触れる場所では、温度の上限を設定せざるを得ないため、すばやい暖房の立上りは
期待できません。
一方、連続暖房の場合は立ち上がりを考える必要がないため、放射型暖房器具の発熱量でも
十分室温を維持することが可能です。
一定水準の断熱性を有する住宅では、少ない負荷で室温の確保が可能となるため
吹抜けやリビング・階段などがない住宅では、放射暖房で住空間を暖房する事が可能です。

日本人にとっての和室

2015年10月8日


昨日と違い今日は少し暑く汗ばむ陽気でした
秋らしい天気が続いて車に乗っていると気分が軽やかです
現場の方もかなり出来上がってきて木の香りがいっぱいになってきました

さて、畳を敷いた和室は日本人が造った優れた居室と言えます
家具の置き方によって応接や食事など、その用途に適応出来る特徴をもっています
それ故、和室をリビングやダイニングの隣に設けることで生活に様々な変化を与えられると思います

例えば和室と上手に調和したダイニングであれば
和室で正座をしたとき座卓の高さは約30cm
椅子の場合、座とテーブルの高さの差は30cm
この共通する寸法を利用し上手く融合させることが可能だと思います
具体的な方法としては和室の床レベルをダイニングの椅子やソファの高さと同一に揃えることも一つの方法です

10帖の和室を6帖と4帖の2部屋に襖で分けることが出来るようにしたり
キッチンとダイニングとの間の引き戸を開閉することによって
キッチンを連結または分離させることが可能になり
まさに、多機能多用途のダイニングキッチンにすることが可能になると思います

風の入口と出口

2015年10月7日


昨日と同じような天気で湿度が低くカラッとしていましたが
ジッとしていると肌寒さを感じました
朝から昨日のノーベル賞受賞の梶田さんのTVニュースを見て感動しました
二日連続のノーベル賞受賞!本当におめでとうございます
日本も現在、大変な時代ですが元気をいただいきました

さて、日当たりを重視する日本では
最も重要と考えられているリビングを日当たりの良い南側配置にします
そして、日が当らない北側はトイレやバスルームになることが多いのですが
南側を十分開け放っておけば、それで必ず風の通りが良くなるというものでもありません
何故なら反対側に同じ大きさの開口がなければ風は抜けないからです
これは、京都の町家に見られる坪庭と奥の庭に挟まれた座敷の構造と良く似ているそうです

例えばリビングが南北に通り抜け、北側にも開口があるプランならば風は通りやすく
採光の面から見ても北側から入ってくる柔らかい間接光は
リビングに均一な照度をもたらし、視覚的にも広さを感じさせる効果があります

仮に南側にだけ大きく開口を取った場合
リビングの南側と奥とで明るさに差がありすぎて、空間としてバランスが悪くなってしまいます
北側にも開口があればチョットした問題は解決してしまい
広さと開放感を味わうことが出来ると思います

日射しを最大限利用する

2015年10月6日


朝夕はもちろん日中でも風が吹くと肌寒い季節になりました
昨日は日本人3人目となるノーベル医学生理学賞を大村智さんが受賞されました
そして、今日はノーベル物理学賞を梶田隆章さんが受賞されました
日本人としてとてもうれしい事です
本当におめでとうございます

さて、これから秋も深まり、また寒い冬がやってきます
冬を心地よく過ごす住まい方について書きます

日中は日射を効果的に取り入れ、夜間は取り入れた熱を逃がさないことです
一般的に壁・床・天井などの住宅の躯体は住まい方により性能を変化させる事はできません
しかし窓は昼と夜、季節によって性能を変化させることができます

晴天時は日中、プライバシーに支障のない限りカーテンや障子なども開け、日射を取り入れることが大切です
南側の庭木は落葉樹を選ぶ、あるいは日射しを遮るようであれば、あらかじめ剪定しておくことも必要です

一方日没後は室内の熱を窓から逃がさない為に床までの長さの厚手のカーテンを閉めます
あるいは、雨戸やシャッターなどを閉めて断熱性能を高めておきたいものです

入浴の習慣

2015年10月4日


日中は汗ばむ陽気で天気も良く
子供達の運動会の声もチラホラ聞えてきました

さて人間にとって入浴は身体を清潔に保ち
健康増進の為に欠かす事が出来ないばかりか
精神を癒してくれる効果を持っています

温暖で雨の多い国に住み不快な湿気に悩まされることが多い
私達は「世界一風呂好きな民族」と言われるほど
入浴の習慣を大事にし文化として育んできました

シャワーで身体を洗い流せば十分さっぱりする・・・
という気候の国に住む人々とは違い
私達の身体には浴槽にドップリ浸かる行為が習慣になっています
湯に浸かって血行を促進し、身も心もいやす効果を入浴に期待しています

ユニットバスにしろ、在来のタイル浴室、あるいは木の浴室にしろ
入浴の時間を充実したものにしたいと思います
バスルームは人がくつろぎを味わうための
もう一つのリビングなのかも知れません

障子の魅力

2015年10月2日

早朝の嵐で目を覚まし、じっと過ぎるのを待っていました。
6時過ぎころ再びウトウトしていると静かになり、家を出るころには雨も上がり
外回りの職人さんも大工さんも、今日は現場に早くから来ているのではなかいと思いながら
現場へ向かいました。
思っていた通り皆さん元気な姿を見せてしっかり作業に取り組んでいました。

さて、私たちが一般的に「障子」と呼んでいる建具は、正確には明かり障子または
紙障子のことです。
建築の世界では、動く部分の戸や扉自体のことを指します。
障子は日本古来の優れた建具ですから、和風の建築には欠かせないものがあります。
たとえば、和洋室にかかわらず少し障子を用いたら、その障子の持つ格子状の秩序立った
形状とそこから溢れる柔らかい光が、何とも言えない雰囲気を室内に醸し出してくれます。
洋室にも違和感なく溶け込んでしまいます。
それが如実に分かるのは、洋室の改装時にカーテンに換えて新たに障子を入れた場合です。
開口部を変更しただけにもかかわらず、室内自体がキリっと引き締まります。
これこそ障子の持つ不思議な魅力に思えます。

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