住宅のヒズミ(歪)

2014年7月28日

何かに特化した住宅は、どこかに「ヒズミ」が生じます。

あるテーマだけを追求し過ぎると、住宅としておかしなものになってしまうこともあります。
技術的にまとめていく段階では、「優先すべきものが何か?」を
明確にしておかなければなりません。

たとえば、高気密高断熱など住宅の温熱環境をテーマにした住宅は非常に多いのですが
温熱環境だけを追求していくと、理論的には窓は小さいほど良いことになります。
東面や西面は直達日射による冷房負荷が大きいため、窓の無い壁が良いということになり
究極の温熱環境を作るとしたら、地下室に行きついてしまいます。

眺望や開放感の演出には、「窓」は不可欠な要素です。

お客さまの好みや、ライフスタイル、外観デザインなどを含め、
バランスを考えて構成する必要があります。

私たち技術系の人間に求められているのは、全体を見通す力であり、
何かに特化した住宅は、別のどこかに「ヒズミ」を作ってしまう危険性があります。

すべての部分の関連を常に認識し、問題の発生を防ぐことが大事です。

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