国土強靭化政策

2014年6月6日

昨日の勉強会で、国土強靭化計画の話しを聞いてきました。
「東日本大震災、阪神・淡路大震災」の教訓を生かし、
2020年までに建物等の耐震化を全体の95%まで引き上げるという事です。

阪神・淡路大震災の発生時刻は、早朝5時46分でした。
その為か、神戸市内で亡くなった方の場所を見ると
実に86.6%と大半の方が自宅で亡くなっています。
死亡原因では、83.3%の方が建物の倒壊や家具の転倒を原因とする
「窒息死」や「圧死」「頭部や内臓などの損傷」などという事です。
次に多い死因は、火事による「焼死」で、12.2%でした。
しかし、この火災を更に調べてみると、そのほとんどが家の倒壊が原因で発生した火災でした。
更に、家の倒壊によって、避難が出来なかった事が、尊い命を奪った理由でした。
したがって、この要因を合わせると、実に95~96%の方が「家」の倒壊による理由で亡くなられました。
つまり、「家」が倒壊さえしなければ、ほとんどが死なずにすんだのです。

さらに、この大震災で亡くなった方の、死亡時刻を見てみると、重大な事実が分かったそうです。
専門の医師によると、現場で亡くなった方の約92%が、
地震発生後14分以内に命を失ったという事です。
大地震で倒壊した家のほとんどは、地震が起きて、わずか5~10秒で倒壊したそうです。
犠牲者のほとんどが、地震発生後に家が倒壊し、倒壊後すぐに亡くなっていたのです。
そして、行動すらとれない状況だったということです。

また、東日本大震災と同じく、今後大津波が想定されている、南海トラフ巨大地震の場合も
家が倒壊し、閉じ込められて避難すら出来ない可能性があるということでした。

したがって、政府が2020年までに推し進めている国土強靭化計画は
どんな大地震がきても、倒壊しない「家」にすることが、すべての基本ということです。

「家」の倒壊。本当に胸がいたいです。
「建築にたずさわる者として、大地震に負けない家を造り」を
いつも目指さなければいけないと思いました。

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