『呼吸する壁』

2021年3月14日


昨日とは打って変わって、一日中ポカポカ陽気で春を満喫された方も多かったと思います。
私は午後から地鎮祭へ出かけ、滞りなく終えて帰ってきました。
地鎮祭の時に、土地を守るために「鎮め物」を神主さんからいただきます。
大工道具の七つ道具が入っていて
サシガネ(指金・差金・曲尺)、ゲンノウ(玄翁)、カンナ(鉋)、ノミ(鑿)、ノコギリ(鋸切り)、チョウナ(釿)、スミツボ(墨壷)
です。
工事中に事故の無いようにとの願いからです。

今日のお客様の笑顔がとても良かったように思いました。


ところで、
住宅の壁や天井に使われる日本独自の素材に、漆喰や珪藻土があります。
特に、漆喰は日本の伝統的な左官材料で多くの建物に用いられてきました。

現代の住宅は、外壁はサイディング仕上げ、内壁はクロス仕上げが多いですが、
近年は天然素材の漆喰や珪藻土の人気や注目が高まっています。

2020年12月には、左官技術を含む日本の「伝統建築工匠の技」が無形文化遺産に認定されました。

漆喰と珪藻土の特徴として、
共通しているのは強い耐火性。
また、両者とも多孔質で高い吸湿性があるため、梅雨時や夏場でも湿度を抑える事ができます。
加えて、比較的、夏は涼しく、冬は暖かい環境を実現できます。
また、カビやダニなどの発生を防止したり、揮発性有機化合物を吸着したりする性質もあります。

異なる点は、
漆喰は時間が経過すると自然に固まりますが、珪藻土にはその性質はなく、
そのため、バインダーと呼ばれる凝固剤を添加して固めます。

漆喰・珪藻土は「呼吸する壁」とも呼ばれ、
私も建築材料に、木と共に使用していきたいと思っています。

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