2015年06月19日

小屋裏換気口

2015年6月18日


3時頃には一時的に猛烈な雨が降りました
外は涼しくて過ごしやすい一日でした

夏場の屋根面は70℃以上になることもあります
天井断熱の場合には、日射による熱が直接、屋根の裏に貼られている板に伝わり
その放射熱で小屋裏空間の気温が上昇します
たとえ断熱材が天井裏に敷き詰められていても室内側の温度に影響を与えかねません
その為小屋裏空間に熱が溜まらないように熱を逃がす換気口の設置が大事です

屋根断熱の場合は、通気層を確保し湿気が溜まらないようにすることも重要です
小屋裏には室内から侵入してきた水蒸気のほか屋根を支えている材木等が含む水分
万が一の漏水などさまざまな理由で湿気が滞留しやすいところです

これらは結露の原因となり屋根を支えている材木等を腐らせることもあります
木造住宅の長寿命化は構造部材を乾燥状態に保つことが大前提です
その為に換気口を設けて湿気を逃がし
小屋裏を外気温に近づけることで結露を防止することになります

建築基準法は小屋裏換気について特に規制を設けてはいませんが
品確法をはじめ長期優良住宅では構造躯体の劣化対策として
小屋裏換気の設置が必要になっています
結露対策、2階の温度上昇対策として小屋裏換気は家を守る上で
設計施工上大切な分野です

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火をコントロールする

2015年6月16日


雨は降らなくてはっきりしない空模様が一日中続きました

木造住宅の火事ではよく
「火の回りが早かった」という言葉を聞きます
コンロの火や天ぷら油の過熱、寝たばこ、線香などが出火元となって住宅火災は起きますが
出火後すぐに出火元周辺の可燃物や壁、天井の内装仕上げ材に燃え広がり
10分前後で建物全体の火災にまで進展することもあります

物が燃える際には、酸素と可燃物と出火元の3つが必要ですが
木造住宅には常に酸素と可燃物が存在しています
木造の可燃物としては
①家具や書籍、内装仕上げ材などの収納可燃物と
柱や梁、床板などの
②構造躯体可燃物
の2種類があります(燃え草といいます)
木造住宅の場合、大量に存在する2つの燃え草が同時に激しく燃えないようにすることが重要です

具体的には、①の収納可燃物が燃えてから、時間差で②の構造躯体が燃えるように
燃え方をコントロールすることで家事に強い木造住宅をつくることができます

現在、木造住宅では2階建ての場合には省令準耐火建築物
3階建てには準耐火建築物にして火災に強い住宅になっていています
保険料も一般住宅の火災保険の半額になっています
また、木材に十分な太さや厚さがあれば部材内部までは火がなかなか進みません
たとえば、24cmの角の大黒柱が30分間の火災にあったとしても1.8cmほどしか燃えません
燃え残った部分が構造的に問題ない性能をもっていれば建物の崩壊は起こらないし
木材も太く厚く使うことで火災に耐える性能を与える事が可能です


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